台風15号が関東をもろに直撃。
8日の夜から明朝にかけて上陸する。
風速60m/sの過去最大級の突風が吹く。
朝方、シーサイドラインの駅はシャッターが上がっておらず、構内放送が聞き取れない始末。
街中は倒木、信号機停電、建築物破損など大きの爪痕が残された。テレビでよく見かける台風被害を目の当たりにする。
電車はJR・私鉄ともに前日から計画運休。
車通勤に変更した影響でどこもかしこも車渋滞が続く。こんな時、バイクがあると優位に働くことを痛感。
電車はあさ8時から運転再開とアナウンスしつつも 10時になっても一向に動く気配がない。
横浜駅ホームは人が一人もいない。
そんな中、京急だけは違った。人海戦術を駆使して普通電車を10分間隔、特急電車を20分間隔で運行する。コストがかかることは承知の上で一本でも多く電車を走らせようと孤軍奮闘する。ここに京急の京急たる強みがある。そして、そこから生まれる京急への信頼感は揺るぎないものへと変貌を遂げる。京急ほどスピーディーでテンポの良い鉄道会社は世界を探してもそうそうにあるものではない。
会社では管理職の対応が試される。
安否確認、出社状況、諸問題のあぶり出しなど、通常業務とのギャップを縮める為に情報収集に努める。その後、適宜な処置を施し的確な指示を送る。一見簡単そうに見える流れだが、各人の守備範囲を把握していなければ決して務まらない。また、遅れている人へのフォローも大切になってくる。1分1秒でも早く出社しようと慌ただしく行動している人に落ち着かせ視野をひろくもたせる。その結果、思わぬ怪我や事故の防止につながる。こういったことを訓練に一環として慣れておくことで、いざ巨大地震などの災害時に役立つことになる。
夜になっても、台風の影響がいたるところで続いている。それだけに今回の台風が甚大な被害をもたらす巨大モンスターだったことを裏付けている。